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【背景にある歴史的経緯とは?】リーガ伝統のエル・クラシコ、その歴史を振り返る

   

エル・クラシコ。

スペイン国内のみならず、世界中が注目するこの一戦。

では、エル・クラシコの背景に、政治・文化・歴史など様々な要素が絡み合っているのを皆さんは知っているだろうか?

約110年間続く2チームのライバル関係を生んだ、その背景にある歴史的経緯とは??

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エル・クラシコは、カタルーニャ州とスペインの関係が複雑に絡み合っている。

カタルーニャ州は、スペインがイスラム勢力の占領下にあった時代も自治を守り抜いたという背景があり、もともと住人の独立心が強い地域。スペインは、その複数の中小国家が統一されてできた国である。ちなみに、その際に統一されずに残った唯一の国家が、スペインの隣国であるポルトガル。

そして、1930年代に起こったスペイン内戦でフランシスコ・フランコが政権を握ると、フランコは一党独裁の中央集権化政策を推し進めることに。

バルセロナが首都であるカタルーニャ州では、内戦で最後まで抵抗。その結果、それまでカタルーニャ州では、スペイン語とは異なる独自の言語であるカタルーニャ語が公用語として使用されていたが、カタルーニャ語の使用を禁止するなど弾圧し続けた。

一方、スペインの首都であるマドリードには、レアル・マドリードが存在。当時、中央政府の加護を受けているとされ、富裕層からの支持を受けてきたクラブで、中央政府の象徴とされた。

自らの母国語であるカタルーニャ語の使用を禁止、自治権は剥奪されたカタルーニャ州。中央政府の加護を受けてきたレアル・マドリード。

そして、唯一、カタルーニャ人が禁止されたカタルーニャ語を公で話すことができたのがサッカーのスタジアムであったという。

カタルーニャの人々にとって、サッカー、特に、エル・クラシコは特別なものであった。エル・クラシコは、カタルーニャ人とマドリード人の”代理戦争”の意味を帯びており、カタルーニャ人にとって、中央政府の加護を受けてきたマドリードに勝つことが、何よりの喜びであった。

エル・クラシコは、単なるリーガ・エスパニョーラのライバル対決ではない。

何百年も続く、複雑な政治的・社会的背景が存在し、そしてプレーする彼らは、カタルーニャ人、マドリード人、何百万人もの人々の希望を背負っている。

みなさん、これでエル・クラシコを少しは違った目線で見れるようになるのではないでしょうか?

 

 

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