かつて、ポルトガル国内でクリスティアーノ・ロナウドよりも注目を浴びていた生粋のウインガーは、国外へ移籍するとその能力を発揮することができなかった。まるでホームシックにでもかかったかのように。
そして、ポルトガル国内に戻ると、たちまち彼はワールドクラスの実力を発揮する。
[adsense]
クアレスマは、優れたウインガーを排出するスポルティングCP(スポルティング・リスボン)のアカデミー出身で、先輩にはルイス・フィーゴ、後輩にはクリスティアーノ・ロナウドやナニ。
スポルティングCPで活躍したクアレスマは、フィーゴの後釜としてバルセロナに移籍。しかし、それまでの活躍は何処へやら。フランク・ライカールト監督と衝突し、シーズン終了後には、UEFAチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた、モウリーニョ率いるFCポルトの中心的プレーヤーであるデコとトレード。
その後、06-07シーズンにはリーグ年間最優秀選手賞を獲得するほどの活躍を見せ、08年までポルトでプレー。母国で復活を果たしたクアレスマは、セリエAのインテルに移籍。
しかし、ここでもクアレスマは活躍できなかった。モウリーニョ監督が名指しで獲得したにもかかわらず、全く馴染めず。08-09シーズン終了後には、イタリア年間最悪選手賞である「金のバケツ賞」を受賞してしまう。
その後は、各国を転々とし、2014年1月1日にFCポルトに復帰。彼は再び輝きを取り戻した。
母国ポルトガルでしか活躍できないリカルド・クアレスマ。はたして、EURO2016という欧州の大舞台で活躍することができるだろうか。
https://youtu.be/eNocriLX_GY
出典:YouTube