現在、世界最高のGKとの呼び声が高いマヌエル・ノイアー。
一つ前の世代には、”あの”オリバー・カーン。
GK大国と言われるドイツには、多くの優秀なGKが輩出される理由がありました。
そこで浮かび上がってくる、ジュニア世代からのGK育成とは?
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2014年のバロンドールに、GKとして初めて最終候補3人にまで残ったマヌエル・ノイアー。
現在、世界最高のGKと言われ、俊敏性、判断力、キャッチング、ボールフィード、正確な足元の技術etc…。
挙げきれないほど多くの点で優れており、ときにはGKとは思えない?ようなディフェンスをすることも。笑
そして、ノイアーの一つ前の世代が、あのオリバー・カーン。
個人的には、歴代でも1位2位を争うほどの、素晴らしいGK。
シュートブロック、キック精度、1対1、瞬時の飛び出しetc…。
特にチームを統率する力はずば抜けており、監督や選手からも信頼が非常に厚かった。
他にも、ドイツ代表には優秀なGKはたくさんいる。
イェンス・レーマンは、それまでカーンの影に。
05-06 欧州CLにて、アーセナルの決勝進出に貢献。
この活躍が認められ、2006年W杯ドイツ大会ではカーンから正GKの座を奪う。
ドイツ代表の準決勝進出に大きく貢献するも、イタリアとの準決勝では2失点を献上。
ドイツ国内で賛否両論が起きてしまったのは非常に有名な話。
そして、現在は、バルセロナでプレーするテア・シュテーゲンと、レヴァークーゼンのベルント・レノ。
彼ら2人は、それまでのカーンとレーマンのように、互いをライバル視をする。
試合などでも2人は別部屋で隔離されるほど。
ノイアーの後任GKに心配がいらないドイツ。
しかし、なぜ、ドイツから世界的に有名なGKが輩出されるのだろうか。
その理由はどうやら、ジュニア世代からの育成にあるようです。
ドイツがGK選手の育成に力を入れ出したのが、2000年の欧州選手権で惨敗してから。
ドイツサッカー協会は、ブンデスリーガの各クラブにアカデミーの保有を義務付けて、各年代のトレセンを整備。
また、ドイツでは、GKというポジションは花形であり、日本のように「余り物」ポジションではない。
そのため、ジュニア世代からGK専属コーチというものが存在。
日本では、ジュニア世代からGK専属コーチというのはあまり多くなく、J下部組織ぐらいでしょうか。
そして、環境の問題も。
これはドイツに限ったことではないが、芝生のグラウンドというのは非常に大事。
GKにとって、飛んでも痛くない!という環境を作るべきで、これが上達の鍵を握るそう。
その他にも、ドイツでは、シュートが飛んでくる 回数が多いこと。
それはポゼッションサッカーではなく、速攻などの攻撃が多く、なるべく無駄を省くサッカー(効率主義)をしているからだそう。
これはイタリアも同様にシュートが飛んでくる回数が多い。
その逆が、スペイン、ブラジル、オランダのようなポゼッションサッカー。
日本が本気で「W杯優勝」を目指しているならジュニア世代からのGK育成は必須になるでしょう。
今回は、ドイツGK新旧対決「マヌエル・ノイアー vs オリバー・カーン」の動画です。
ご覧ください。
https://youtu.be/BPn79C3oOIU
出典:YouTube