15-16シーズン最初のエル・クラシコは、私たちが予想していた展開とは異なるものになった。
0-4という点差以上に、レアルとバルサの力の差は非常に大きかった。
攻守において連動性を欠いたレアル・マドリード。そこで急浮上した「ロナウド移籍」の可能性。
歴史的大敗を喫したエル・クラシコを経て、浮かび上がってきた崩壊の原因とは?
[adsense]
待ちに待った15-16シーズン最初のエル・クラシコ。しかし、怪我人続出の両チーム。
それまでアンカーを務めていたカゼミーロを下げ、中盤はクロース、モドリッチの2人。なんとかベストメンバーを組むことができたレアルに対し、メッシはベンチスタート。右ウイングにはセルジ・ロベルトが入った。
まず、スコアは0-4であったが、それ以上の力の差が両チームには存在していたように思えた。
メッシが抜けた穴は確かに大きかった。クラシコまで本当に復帰できるのか。しかし、あの試合で”王様”が出る幕もなかった。メッシ不在でも、ネイマールが、スアレスがしっかりと仕事をし、変わらないバルサの流動的サッカーを披露。攻撃時ではトライアングルを形成しながらしっかりとパスを繋ぎ、ボールキープ率を高めていく。ボールを奪取されても、数人で囲みに行き、その攻守の切り替えにはさすがの一言。
そしてレアル・マドリード。
レアルの期待外れは、ベンゼマのコンディション不足。エル・クラシコ直前にメンバー入りし、まさかのスタメンに。ここはベニテス監督の采配ミス。ベストメンバーで臨みたいとはいえ、それまで見事な活躍していたカゼミーロを外してまで使う選手だったかどうかは。おかげで全く動けておらず、レアル攻撃においてのサポートはほぼ皆無。選手が孤立するシーンは何度も見られ、攻撃時の連動性を欠いた原因の1人。また、前線3人のパスの回数の少なさからも、連動性欠如が明らかに。
【エル・クラシコ】 パスの数に注目すると、30分間出場したメッシ (34)は、90分間出場したベイル (17)、ベンゼマ (15) 、そしてC.ロナウド (26) よりも多かったという… pic.twitter.com/Vbm5H4WNVY
— サッカー好きのための拾い読み速報 (@soccer_soku) 2015, 11月 23
前線3人いや、ハメス・ロドリゲスを入れると4人の超豪華な攻撃陣は、全くと言っていいほど守備をしない。ボランチであるクロース、モドリッチには負担が大きかったのか、中盤が間延びしている状態となり、レアルにとっては非常にキツイ状態であったに違いない。間延びしており、後ろからのサポートを受けれない前線4人は簡単にボールを奪われ、追いかけない。守備でも連動性を欠いたレアル。後半30分間出場したメッシは、守備時にはダッシュして追いかけていました…。このわずかな差が大きな差を生んだ???
レアル・マドリード、クラシコ大敗の原因??? pic.twitter.com/ox7oKFrLDp — サッカー好きのための拾い読み速報 (@soccer_soku) 2015, 11月 23
さて、このクラシコを経て、C.ロナウドがなにやら憤慨している様子。というのも、今季より指揮をとっているベニテス監督は、ロナウド中心のチームではなく、ベイル中心のチーム作りを掲げているそう。そのため、ロナウドは昨季ほどの元気さはなく、どこかやりにくそうな感じ。
しかし、クラシコでの大敗を経て、ロナウドはペレス監督に「自分かベニテスか」と2択を迫ったとのこと。「ベニテスとでは何も勝ち取ることはできないだろう」と。ここで急浮上しているのが「ロナウド移籍」について。本人はかねてより「いつかはMLSでプレーする」と明言しているものの、実現するのはキャリア終盤になる見られている。ではどこに?
PSGという噂も出ているようですが(おそらくイブラヒモヴィッチが抜けるとみられていて、そこに)、個人的に可能性が最もあるのがユナイテッド復帰。どうやらファン・ハール監督がラブコールを送っているようで、ロナウド獲得には大金を積むなんてことも不可能ではない話。また、ルーニーの存在も大きいはず。
ということで、これを書いてる途中にスペイン現地時間19時30分からレアル・マドリードが記者会見をするようで。ベニテス解任か、全面支持表明か。ただ、ベニテスと選手の間に絆は全くない模様。はたして、どんな記者会見になるのでしょうか。
出典:YouTube