メッシとネイマールの狭間で。バルセロナに化学反応を生み出したルイス・スアレス。

メッシとネイマールの狭間で。バルセロナに化学反応を生み出したルイス・スアレス。

2014年夏に、リヴァプールを離れたウルグアイ人FWは、 契約期間5年、移籍金8100万ユーロ(当時のレートで約111億円)という超破格の契約内容でバルセロナへとやってきた。スアレス加入は、メッシ、ネイマールという世界的スーパースターと共に共存できるのか、という最大の疑問を生み出し、ファンはシーズン開幕まで、その最大の疑問について議論し続けた。

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とは言っても、スアレスはブラジルW杯での噛みつき行為により出場停止処分が下されており、彼のシーズン開幕は第9節のレアル・マドリード戦、エル・クラシコであった。開始3分に先制点をアシストしたスアレスに、ファンは新しいバルセロナを少しだけ垣間見たに違いない。スアレス加入により、それまでのメッシ、ネイマール頼みのバルセロナに、またティキ・タカと呼ばれる戦術を封じられ、攻め手を欠いたバルセロナに、化学反応を生み出した。

スアレスの裏への抜け出しと、ロングボール多用は、近年のバルセロナには見られなかった傾向。それは攻撃のバリエーションを増やし、メッシ、ネイマールの個人技を、バルササッカーの象徴ともいえるティキ・タカを、より強固なものとした。

しかし、当初、スアレスには葛藤が存在したという。本人は「僕はストライカーだ。子供のころから、点を取ることだけを考えてきた。ゴールを決めるのが仕事だとは、今でも思う。ただ、それだけではここではやっていけない」と。

それまでのスアレスではおそらくバルセロナでメッシ、ネイマールと共存することは不可能だったに違いない。バルセロナが変化するのと同時に、彼もまた変化し、成長してきた。

 

 

スアレス加入で、より強力となったバルセロナ。MSNトリオの今後の活躍に目が離せない。

 

 

https://youtu.be/Hb228zcvBrE?t=8s

出典:YouTube

 

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