相手のプレッシャーを物ともせず、涼しい顔でパスを繋ぐ。大柄で屈強な選手に体を寄せられても、するりとかわす。
バルセロナで世界最高の中盤コンビを組んでいたシャビとイニエスタは、現代のサッカー選手としては小柄ながらも、天才的なテクニックで頂点を極めた。しかし、天才的なテクニックを持つ選手は、世界にも多くいる。では、なぜ彼らは頂点を極められたのか。彼らのその天才的なテクニックの裏には、並外れた頭脳の秘密があるのではないか。
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シャビは「ピッチ上の全てが見えている。特に味方の位置、どこが攻撃の起点か、スペースはあるか。ベストな形で攻撃できるように、常に考えてプレーしているんだ」と語り、「サッカーでは、肉体より頭脳が必要なんだ」と。
2015年バロンドール賞を受賞したリオネル・メッシは「シャビのような選手は、他にはいない。彼にしか見えないパスコースがあるんだ。そのパスがチーム全体を動かし、試合を思い通りに操ることができる」と。その証言は数値でも証明されており、シャビの状況判断のスピードは、圧倒的だという研究結果が出ているという。
そのシャビの最高のパートナーであり、バルセロナのカンテラ史上最高傑作の一人であるイニエスタ。そこまでスピードがあるわけでもないのに、彼はドリブルでスルスルと抜けていく。ゴール前での創造性豊かなプレーは私たちを驚かせる。イニエスタは即興性という脳の能力がずば抜けており、「これほどの能力を持つのは、割合的には地球上の人口の1%程度」と研究者。
小柄な彼ら2人が頂点を極められたのには、人並外れた天才的頭脳が存在していた。
https://youtu.be/Sf9bFzvYm-Q
出典:YouTube