一体こんな決勝カードを誰が予想しただろうか。
1ヶ月をかけて繰り広げられた欧州王者を決める戦いも残すところ決勝のみとなった。
しかし、まさかの決勝カードとなり、驚いた人も多いのではないだろうか。
【ポルトガル vs フランス】
確かに、『EURO2016ベスト16が決定!決勝Tの試合日程と地上波テレビ放送予定を知りたいあなたへ。』でも紹介しているが、トーナメントの楽な左の山は、ポルトガルが「戦術がC.ロナウド」で、まさかの決勝まで勝ち上がってしまった。
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一方、右の「死の山」を勝ち上がってきたのは、開催国であるフランス。
ドイツが今大会、なんとも微妙だという話は、上記のリンクの記事でも言っている通りで、まさか本当にそうなるとは。
今大会、個人的にイチオシだったイタリアがドイツに負けたのは意外だったが、スペインに勝ったのは予想通りか。点取り屋不在が嘆かれたスペインについては「得点力不足に嘆く王者スペイン。史上初のユーロ3連覇に必要不可欠な点取り屋の存在。」にて。
関連記事:EURO2016で示した1億ユーロの価値。レアルとの生涯契約でメッシ越えを果たすか。
決勝カードが【ポルトガル vs フランス】でサッカー好きが気になるのは、過去に開催国がEUROを優勝したことがあるのか?ということだろう。気になっていない人もぜひこの先も読んでいただきたいと思う。
過去にEUROで開催国で優勝を果たした大会は、意外にも3大会のみ。一番最後に開催国優勝を果たしたのは、1984年欧州選手権でのフランスまで遡らなければならない。
【1964年UEFA欧州選手権-スペイン大会】
【1968年UEFA欧州選手権-イタリア大会】
【1984年欧州選手権-フランス大会】
1984年欧州選手権でのフランスは、大会前から優勝候補の筆頭であった。あのミシェル・プラティニが主将を務め、決勝トーナメントに入ってから驚異の9ゴールをマークするなど、開催国優勝に大きく貢献。
これをプラティニは「チームスポーツでフランスが公式タイトルを勝ち取ったのはこれが初めてだ。フランスのサッカー界とスポーツ界全体にとって素晴らしい瞬間となった。フランスはとてもいい大会を行った。我々は誰よりも優れ、ピッチで自分たちを表現したんだ」と。
WOWOWとスカパー、無類のサッカー好きであるあなたはどちらを選ぶべきか??
それでは過去のEURO開催国の成績をまとめてみる。
【EURO開催国の成績】
1960年:フランス(4位)
1964年:スペイン(優勝)
1968年:イタリア(優勝)
1972年:ベルギー(3位)
1976年:ユーゴスラビア(4位)
1980年:ベルギー(準優勝)
1984年:フランス(優勝)
1988年:西ドイツ(ベスト4)
1992年:スウェーデン(ベスト4)
1996年:イングランド(ベスト4)
2000年:ベルギー(グループステージ敗退)、オランダ(ベスト4)
2004年:ポルトガル(準優勝)
2008年:オーストリア(グループステージ敗退)、スイス(グループステージ敗退)
2012年:ポーランド(グループステージ敗退)、ウクライナ(グループステージ敗退)
サッカー好きの人が一番記憶に新しいのは、2004年大会のポルトガルではないだろうか。
C.ロナウドが決勝で負け、人目もはばからず涙を流した姿は、世界中のサッカーファンの記憶に残っていることだろう。クラブでは多くのトロフィーを掲げているが、代表ではいまだ大きな功績は残せていない。
最近の過去2大会とも、開催国がグループステージで敗退。今大会でフランス優勝するとなると、史上初となる2度目の開催国優勝となる。
12年の時を経て、C.ロナウドは悲願のEURO優勝を果たせるか。
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https://youtu.be/kjmvcousUPg
出典:YouTube