かつてリヴァプールに17年在籍し、今夏よりLAギャラクシーに所属するレジェンド、MFスティーブン・ジェラードが、来季限りでの引退を示唆。
「イスタンブールの奇跡」と呼ばれた、劇的な逆転勝利を収めた04-05シーズン欧州CL決勝。
レジェンド、ジェラードの輝かしい功績を振り返ってみる。
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リヴァプールに17年在籍し、今夏よりLAギャラクシーに在籍するスティーブン・ジェラード。
彼が先日行われたプレーオフにて、シアトル・サンダースと対戦し2-3で敗れ、今シーズンの日程を終えた。
そしてジェラードは、シアトル戦終了後に
「来季は、サッカー選手として僕のラストシーズンになるかもしれない。ここで4カ月の経験を経て、来年はより良いシーズンを過ごすことができるだろう。でも今は、次のシーズンが来ないでほしいと感じている」
と引退を示唆。
ジェラードといえば、様々な記憶が蘇るが、なかでも記憶に残っているのが、04-05シーズン欧州CL決勝。
トルコ・イスタンブールで行われた決勝は、リヴァプールと同じく、赤をチームカラーとするACミラン。
このシーズン、プレミアリーグで不調だったリヴァプールは、前半だけで3点を奪われ、見ているものは皆、ミランの勝利を確信したことだろう。
しかし、ジェラードのヘディングシュートを皮切りに、後半わずか6分間で3点を決め、試合を振り出しに戻すことに。
しかし、本当のドラマはここからだった。
延長戦になっても決着はつかず、PK戦に。
ここで、リヴァプールGKデュデクの「クネクネした動き」に惑わされ、ミランはセルジーニョ、ピルロ、シェフチェンコの3人が止められ、万事休す。
リヴァプールの劇的な逆転勝利となった。
(※なお、この試合のMVPは、GKデュデクではなく、キャプテンであり、チームを勢いづかせる先制点をあげたジェラードが受賞)
そんなジェラードの輝かしい功績を振り返ってみると、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップ、2つのFAカップ、3つのリーグカップ、2つのUEFAスーパーカップと、タイトルコレクションに申し分はない。
しかし、プレミアリーグのタイトルだけは、唯一獲得することができなかった。
そのことについてジェラード本人は
「山あり谷ありだったけど、プレミアリーグのメダルが獲れなかったことは最大の失望だ。リーグタイトルは選手に花を添えるものだと思う。それがあれば完璧なシナリオだったけど、人生で全てを手にすることは難しい。だが、何か高い目標を達成するとき、この苦い経験がいつか自分を奮い立たせてくれると考えている」
とコメント。
いつか監督として、彼がリヴァプールでプレミアリーグタイトルを獲得できる日を、皆は望んでいるだろう。(私は、正直、そのような光景はあまり見たくない笑)
スターはいつか引退するものだと知ってはいても、こう目の前にするとなんとも悲しいものです。
https://youtu.be/9UkMs9STLsg
出典:YouTube