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【1週間どれだけ悩んでも選びきれない】バロンドールを受賞したことがない名選手5選(FW編)

      2019/01/31

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毎年、”ヨーロッパ”の年間最優秀選手に贈られる賞であるバロンドール。

いわゆる“世界一”の選手に贈られるバロンドールは1956年に創設され、候補者は30名、最終候補者の発表はなく、投票は”ジャーナリストのみ”によって行われる。

このバロンドールは、毎年1人しか選ばれない名誉ある個人賞である故に、レジェンド級の活躍をしてきたスタープレーヤーが受賞していないなんてことはザラに起きる。

「え?なんでこの人が選ばれていないの?おかしいでしょ!」

っていう名選手を、今回は”5人“挙げてみる。

 

「あれ?5人?この流れだと3人じゃないの?」

申し訳ないのだが、ここで謝らなくてはならない。タイトルにもあったように、筆者が1週間、悩みに悩んでも決して3人に絞ることができなかった(泣)。むしろ、なんとか5人に絞れたといったのが正直な感想で、それだけレジェンド級の活躍をしたFWの名選手が多すぎるのだ、これは筆者が悪いのではない。(笑)

 

ということで今回は、筆者が悩みに悩んで、なんとか5人を選出したFW編。

 

 

歴代バロンドール受賞者をリストアップした記事はこちら

 

多くの読者と珍しく意見が一致したような気がしたGK編はこちら

・記事作成中

 

筆者が独断と偏見で選びすぎて、読者から少し怒られたDF編はこちら

 

誰もが納得するような人選で、面白みに欠けたMF編はこちら

 

 

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▼ティエリ・アンリ(元フランス代表/アーセナル)

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The Invincibles

03-04シーズンにプレミアリーグで26勝12引き分け勝ち点90ポイントと無敗優勝を成し遂げたアーセナルを人々はそう呼んでいる。そしてその無敗優勝の立役者は、30得点を決め、プレミアリーグ2度目の得点王に輝き、2年連続でPFA年間最優秀選手賞FWA年間最優秀選手賞を受賞したティエリ・アンリであることに疑いの余地は無い。

アンリの代名詞とも言うべき左サイドでドリブルからの、巻くように蹴る右足インサイドのシュートは、まさに絶品の一言。当時、世界No.1のストライカーであり、以降、生涯で何度もバロンドールを受賞する機会があったのにも関わらず、名誉ある賞を受賞したことはこれまで1度もない。

バロンドールでの最高位は2003年に記録した2位。アーセナルが無敗優勝を果たした年だが(正確には03-04)、その年の受賞者はユヴェントスのパヴェル・ネドヴェド。ネドヴェドはセリエAを連覇、チャンピオンズリーグ決勝進出を果たしているが、筆者的にはインパクトに欠ける成績だと思っていて、やはりアンリがバロンドールを受賞すべきだったのではないかなと。

2006年はフランス代表として2006ドイツW杯を、バルセロナでチャンピオンズリーグを、共に決勝進出を果たし準優勝を経験。スペインのクラブ史上初となる主要タイトル3冠を達成。しかし、ここでもバロンドール受賞はならず、3位に。この年の受賞者はファビオ・カンナヴァーロ。2位はジャンルイジ・ブッフォン。共に、イタリア代表としてアンリ擁するフランス代表を退け、W杯優勝に大きく貢献した2人であった。

 

・主な個人タイトル

プレミアリーグ得点王4回(歴代最多)、FWA年間最優秀選手賞3回、PFA年間最優秀選手賞2回、UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー(ベストイレブン)5回。

 

 

▼デニス・ベルカンプ(元オランダ代表/アヤックス) 

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アーセナルでティエリ・アンリと共に名コンビを組み、歴史的なプレミアリーグ無敗優勝を成し遂げたデニス・ベルカンプ(通称アイスマン)。芸術的なトラップからシュートまでの一連の動作が華麗すぎて、息をするのを忘れてしまうことも多くある(たぶん息はしている)。“気まぐれの天才”パトリック・クライファートに抜かれるまで、オランダ代表の歴代最多得点記録を保持。

そんなアーセナルでの活躍がファンの脳裏に焼き付いているだろうが、バロンドール受賞の可能性があったのは1992年と1993年のアヤックス時代だ。1992年は3位、1993年は2位と2年連続で最終候補まで残るもバロンドール受賞はならず。

92年のバロンドール受賞者は同じオランダ代表のマルコ・ファン・バステン、93年はロベルト・バッジョ。なお、アーセナルで無敗優勝を成し遂げた2003年のバロンドールにはノミネートすらされていない(この年、ティエリ・アンリは2位に)。アヤックスでは239試合に出場し、122ゴールを挙げた。うーん、素晴らしい!

 

●アヤックスの歴代メンバーでベストイレブンを作ってみた

 

▼ズラタン・イブラヒモヴィッチ(元スウェーデン代表/アヤックス/ユヴェントス/インテル・ミラノ/バルセロナ/ACミラン/PSG)

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まず、ズラタン・イブラヒモヴィッチの主な所属クラブの記載が多数あることについて言及すべきだろうか。

世間は彼を「優勝請負人」と呼ぶ。所属するクラブでこれまで数多くのリーグ優勝を勝ち取ってきているのだが、これがまた凄すぎる。

 

 

アヤックス
・エールディヴィジ:2回(2001-02, 2003-04)

ユヴェントス
・セリエA:2回(2004–05, 2005–06)

インテル・ミラノ
・セリエA:3回(2006-07, 2007-08, 2008-09)

バルセロナ
・リーガ・エスパニョーラ:1回(2009-10)

ACミラン
・セリエA:1回(2010-11)

PSG
・リーグ・アン:4回(2012-13, 2013-14, 2014-15, 2015-16)

 

 

2003年から2011年まで毎年、リーグ優勝を、しかも異なるクラブで成し遂げてきており、PSGでは1年空いて、2012年からリーグ・アン4連覇。しかし、驚くことなかれ。彼ほどのレジェンドプレーヤーが、バロンドールを受賞したことはこれまで一度もない。

イブラヒモヴィッチに足りないのは、おそらくチャンピオンズリーグのタイトルだろう。

ユヴェントスやインテル、ACミランではセリエAを制しており、個人でも、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドとほとんど遜色ない優秀な数字を残しているのだが、彼ら2人と異なるのはチャンピオンズリーグのタイトルの有無だけ。また、調べてみるとイブラヒモヴィッチは運を持ち合わせていない可能性もあることがわかった。

チャンピオンズリーグで優勝は愚か、決勝まで進んだことのないイブラヒモヴィッチだが、彼が所属するチームの前後年では、チームはしっかりとチャンピオンズリーグを優勝していることがわかったのであーる。(笑)

インテルでチャンピオンズリーグ優勝を果たせなかった彼は、バルセロナへ移籍。すると、イブラヒモヴィッチがいなくなったインテルは準決勝でイブラヒモヴィッチがいるバルセロナと対戦し、勝利。そのまま09-10チャンピオンズリーグ優勝を果たした。

また、イブラヒモヴィッチはチャンピオンズリーグ優勝を果たせなかったバルセロナからACミランへ移籍。バルサ在籍はわずか1年。すると、イブラヒモヴィッチがいなくなったバルセロナはあれよあれよと、10-11チャンピオンズリーグ決勝まで進み、マンチェスター・ユナイテッドに快勝。この試合で華麗なゴールを決めたのが、イブラヒモヴィッチに代わってバレンシアから加入したFWダビド・ビジャ。

“大事なところで実力を発揮できない”と言うべきか、それとも”持っていない”と言うべきか。

ただ、各国リーグ戦で示した記録は、上記に書いた通り、疑いようのない非常に優秀そのもので、本人に言ったら上段蹴りを喰らわされそうだが、彼はやはり”持っていない”男なのだろう。

 

●リーガ・エスパニョーラを見るならWOWOW

 

 

▼ラウール・ゴンザレス(元スペイン代表/レアル・マドリード)

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ベルカンプのように”世界最高のトラップ“を持っているわけでもない。リオネル・メッシのように”世界最高のドリブルとシュート“を持ち合わせているわけでもない。クリスティアーノ・ロナウドのように”世界最高のスピード“を持っているわけでもない。

しかし、ラウール・ゴンザレスはレアル・マドリードで歴代最多出場記録(741試合)、クリスティアーノ・ロナウドに抜かれるまで、クラブ歴代最多得点記録(323得点)を保持していた。

優れた得点感覚と抜群の嗅覚というFWとして最も重要な素質を彼は持ち合わせている。そして、それは世界最高のレベルである。うむ、筆者はここで断言する。この分野に関してはラウールのライバルはいない。

UEFAチャンピオンズリーグ優勝3回(1997-98, 1999-00, 2001-02)、リーガ・エスパニョーラ優勝7回(1994-95, 1996-97, 2000-01, 2002-03, 2006-07, 2007-08)、UEFAチャンピオンズリーグ得点王2回(1999-00, 2000-01)、リーガ・エスパニョーラ得点王2回(1998-99, 2000-01)の実績がありながら、バロンドールの受賞はなかった。

最も受賞の可能性があったのは、2001年。この年、ラウールはバロンドール最終候補2位だった。ちなみに、1位はリヴァプールに所属していたマイケル・オーウェン。

当時のリヴァプールは、チャンピオンズリーグ優勝はおろか、プレミアリーグ優勝も果たしておらず、受賞対象にすらならないとの見方が多かったが、国内外のカップ戦を含め5冠を達成しており、オーウェンはまさにその立役者であった。

 

 

▼アレッサンドロ・デル・ピエロ(元イタリア代表/ユヴェントス)

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「デルピエロ・ゾーン」

さて、10代の若者の諸君は、この言葉を知らないと思うので、部活の先生やら、コーチやらに聞いてみると良いだろう。左サイドからカットインし、ゴールのファーサイドに向かって巻くシュートは芸術の域を超える。

正直、”ローマの王子様フランチェスコ・トッティと迷ったが、ユヴェントスの黄金時代を3度に渡り経験(90年代半ば〜後半・00年代前半・10年代)、カルチョ・スキャンダルでチームがセリエBに降格したときには、マンチェスター・ユナイテッドからのオファーを蹴り、真っ先に残留を表明したデルピエロの男気etc….に惚れて筆者が個人的にランクインさせた。

とはいえ、ランクインするだけの実力・実績は大いにあり、事実、バロンドール最終候補では2年連続の4位(95・96)になっている。また、まだ10代だったデルピエロ青年が、前年にバロンドールを受賞したロベルト・バッジョからポジションを奪ったことも、今回のランクイン要素でもある。なぜ彼がバロンドールを受賞していないのか。

セリエA優勝6回(1994-95, 96-97, 97-98, 2001-02, 02-03, 11-12)、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回(95-96)、UEFAチャンピオンズリーグ得点王(97-98)。

セリエB得点王(06-07)、セリエA得点王(07-08)という連続得点王獲得はパオロ・ロッシ以来となる史上2人目の快挙。 

ちなみに、この記事の選考で迷ったローマの王子樣だが、彼はUEFAチャンピオンズリーグで優勝したことがない。最高順位はベスト8。これも「なぜデルピエロがバロンドールを受賞していないのか?」論を加速させた一因でもある。

 

 

出典:YouTube

 

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